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投資と資本の相殺消去 ― 二重計上をなくせ!―
| 社長 | 白柴くん、連結BSを作るとき、うちの投資と子会社の資本がダブるって聞いたけど? |
| 経理 | そうなんです。親会社が出資した“子会社株式”と、子会社の“資本”は同じものを別々に記録している状態です。なので「投資と資本の相殺消去」を行います。 |
| 社長 | ほう、つまり“親が出したお金”と“子がもらったお金”を打ち消すわけか。 |
| 経理 | そのとおりです。そして、投資額と子会社資本を相殺したときに差額が出ることがあります。その差が「のれん」や「負ののれん」になります。 |
| 投資家 | のれんとは、買収時に支払った金額が子会社の純資産の時価を上回る部分である。将来の超過収益力への期待が含まれているわけだ。 |
| 社長 | ふむふむ。のれんって“期待の値段”ってことか。なんかロマンあるな~✨ |
| 経理 | ええ、でも毎期きちんと償却または減損の検討を行う必要があります。夢だけじゃ終われませんからね💦 |
未実現損益の消去 ― グループ内の取引は“まだ利益じゃない” ―
| 社長 | 白柴くん、うちが子会社に商品を売って利益を出したんだから、それも連結の利益に入るだろ? |
| 経理 | いえ、まだなんです💦 グループ内の取引で生じた利益は、外部に売るまで“未実現”と考えます。なので連結上は消去します。 |
| 社長 | え~せっかく儲かったのに?😢 |
| 経理 | たとえば、親会社が子会社に100で売った商品が、まだ外部に売られていなければ、その利益はグループの外では実現していません。 |
| 投資家 | つまり、企業集団を一つの会社と見るなら、社内での取引は“自家消費”のようなものだ。実際に外部に販売されるまでは利益と認めない。 |
| 社長 | なるほど、うちの中でお金が動いても、それは“グループ内で回ってるだけ”ってことか🐾 |
| 経理 | そのとおりです。外部に販売されたとき、はじめてグループ全体としての利益が実現するんです。 |
★「連結会計」の本試験ポイント★
- 子会社株式は50%超なので50%保有は子会社株式にならない。関連会社株式は20%以上なので20%保有でも関連会社株式になる。

