【シバ犬🐾財務諸表論】中間財務諸表に関する会計基準

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第1話 中間会計期間とは ~「上半期だけ」の財務報告~

社長よーし!今年の会社の調子はどうだ?途中経過でも投資家にアピールしたいぞ!🐕
経理それなら中間財務諸表を作成することになりますね。
社長中間?それって四半期みたいなものか?
経理少し似ていますが違います。**中間会計期間は「期首から6か月」**の期間です。
社長6か月?つまり4月決算なら…
経理4月1日~9月30日までですね。つまり上半期です。
社長なるほど!じゃあ10月からの下半期も中間って呼ぶのか?
経理いいえ。中間会計期間は上半期だけです。下半期は年度決算に含まれるので、別に中間財務諸表を作る必要はありません。
社長そうか、3月末には普通の決算書を作るもんな。
投資家そのとおり。もし下半期でも作ったら年度財務諸表と内容が重複するだけだ。
社長なるほど…無駄な作業はしないってことか😅
経理ちなみに四半期財務諸表は年3回(第1・第2・第3四半期)作りますが、中間財務諸表は年1回だけです。
社長おお、だいぶシンプルだな!

図解:中間会計期間

期首           期央           期末
│──────────│──────────│
4/1           9/30           3/31

   ←――― 中間会計期間(上半期) ―――→

条文穴埋問題

用語の定義

5. 本会計基準における用語の定義は、次のとおりとする。

(1) 「中間会計期間」とは、1連結会計年度又は1事業年度(以下合わせて「年度」という。)が 6か月 を超える場合に、当該年度が開始した日以後 6か月 の期間をいう。

(2) 「中間財務諸表」とは、 中間連結財務諸表 及び 中間個別財務諸表 をいう。

(3) 「半期報告書」とは、中間財務諸表を含んだ金融商品取引法第24条の5が定める報告書をいう。

中間財務諸表等の開示対象期間

8. 半期報告書に含まれる財務諸表の開示対象期間は次のとおりとする。

(1) 中間会計期間の末日の 中間貸借対照表 及び前年度の末日の 要約貸借対照表

(2) 中間会計期間及び前中間会計期間の中間損益及び包括利益計算書又は中間損益計算書及び中間包括利益計算書

(3) 中間会計期間及び前中間会計期間の中間キャッシュ・フロー計算書

第2話 中間財務諸表の内容 ~四半期との違い~

社長よし、上半期の中間財務諸表を作るぞ!ところで、どんな書類が必要なんだ?                
経理基本は貸借対照表・損益計算書・キャッシュ・フロー計算書です。
社長あれ?包括利益計算書は?
経理それは中間連結財務諸表の場合のみ作成します。
社長個別財務諸表では作らないのか。
投資家そして開示期間も注意だな。
社長どういうこと?
経理例えば貸借対照表は次の2つを開示します。
社長2つ?
経理当年度の中間貸借対照表前年度の要約貸借対照表です。
社長なるほど、比較できるようにするわけだな。
経理一方、損益計算書やキャッシュ・フロー計算書は少し違います。
社長また違うのか💦
経理当年度の中間+前年度の中間を開示します。
投資家理由は簡単だ。
社長なんだなんだ?
投資家P/LやC/Fは期間の業績(フロー情報)だから、同じ期間で比較する必要がある
社長なるほど、半年の利益は半年同士で比べるってことか!
経理そして最後に重要なポイントがあります。
社長まだあるのか?😅
経理中間財務諸表の性格は「実績主義」です。
社長実績主義?
投資家その期間に実際に発生した業績を重視する考え方だ。四半期財務諸表と同じだな。
社長よし!上半期の“リアルな成績表”ってわけだな🐾

図解:中間財務諸表の構成

財務諸表個別連結
貸借対照表
損益計算書
キャッシュ・フロー計算書
包括利益計算書×

参考条文

企業会計基準第33号 中間財務諸表に関する会計基準(HTML版PDF版

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