【2027年度】国税専門官採用試験・会計学の勉強法|択一式&記述式【完全攻略】

「会計学って、捨ててもいいのかな…?」
「スー過去を解いてるけど、どこまでやればいいの?」
「そもそも何から始めればいいのか分からない!」

そんな不安を抱えているあなたへ。
実は、国税専門官採用試験(以下「国税試験」)の会計学は、正しい戦略と教材を選べば“得点源”に変わります!

この記事では、拙著『最初でつまずかない会計学(通称:つま会)』をベースに、初学者でも無理なく得点を伸ばせる勉強法を、志望度別にわかりやすく解説します!

目次

会計学は「捨て科目」じゃない!むしろ差がつく最重要科目

2025年度試験からの変更点について

上図のとおり、2025年度から国税試験の試験科目の選択制度が大きく見直されました。

A区分(文系)では「必須2題+選択必須6題」の計8題が出題されますが、選択肢が限られているため、英語を選ばない限り選択必須の6題も会計学を選ぶことになります。つまり、多くの受験生が必須2題と合わせて計8題の会計学を解くことになり、40題中8題(20%)は見逃せない比重です!

一方、B区分(理系)は「必須2題のみ」で、記述式の出題もありません。とはいえ、出題される2題は文系の必須問題と共通で、比較的やさしい内容のため、確実に得点しておきたいところです。

試験区分択一式記述式
A(文系)必須2題+選択必須6題選択式で出題
B(理系)必須2題のみ出題なし

また、記述式試験は、A区分では選択科目の1つですが、B区分では出題されません。

後述しますが、記述においても会計学は非常に得点しやすい科目のため積極的に選択しましょう。

会計学の出題内容は? 理論7問+簿記1問が基本構成!

会計学8問の内訳は、「理論分野」と「計算分野(簿記)」に分かれます。

基本的な構成は以下のとおり

  1. 会計学総論
  2. 損益会計
  3. 資産会計
  4. 負債会計
  5. 純資産会計
  6. 財務諸表
  7. 応用論点
  8. 簿記(計算問題)

理論問題が7題、簿記が1題というのが定番です。

ここで、「簿記って難しそう…」と思う方もいるかもしれませんが、実際はそこまで構える必要はありません。

簿記の試験で有名なものに、商工会議所が主催している「日商簿記検定試験」というものがありますが、この試験の2~3級レベルが中心です。比率でいけば、3級レベルで半分は解けるので、3級+αのイメージを持っておけば大丈夫でしょう。

簿記の難易度は、 「日商簿記3級+α」のイメージ!

志望度別!あなたに合った『つま会』学習戦略

『つま会』は、国税専門官採用試験の受験区分や選択科目に応じて、次のような形で取り組むことを推奨します。

『つま会』P10 引用

① A区分(必須2題のみ解答)or B区分の受験者

 第1章「会計学総論」~第5章「資産会計各論」までを学習しましょう。

② A区分(必須2題+選択必須6題を解答)の受験者

 ①と合わせて、第6章「負債会計」~第8章「財務諸表の種類と表示」も学習範囲に加えましょう。

区分目標点(8点満点)学習戦略
① A区分(必須のみ)
or B区分
2点『つま会』第1~5章のみ
② A区分(必須2題+選択必須6題)5点『つま会』全範囲

油断大敵!「記述式の足切り」で一発アウトにならないための対策法

記述対策のポイント

択一対策に追われがちな文系受験者ですが、実は「専門記述試験(記述式)」の対策も合否を分ける極めて重要なポイントです。

国税専門官試験の記述式には「基準点(足切りライン)」が存在します。どれだけ択一試験で全国トップクラスの高得点を叩き出していても、記述式で基準点を下回ってしまうとその時点で「一発不合格」になってしまいます。実際、毎年「択一は余裕で合格ラインだったのに、記述の準備を怠って足切りを食らった…」と涙をのむ受験生が後を絶ちません。

だからこそ、記述式は「完璧な論文を書こうとして深追いする」のではなく、「足切りを確実に回避し、手堅く加点する」アプローチが鉄則です。

効率よく突破するためのコツは以下の3点です。

択一対策と「並行」して進める記述対策を直前まで後回しにするのは非常に危険です。択一知識のインプットと同時に記述の論点も意識することで、暗記効率は劇的に上がります。

「広く浅く」基本テーマを中心に準備するマニアックな論点まで手を広げる必要はありません。出題頻度の高い基本テーマを中心に、まずは10テーマ以上の答案構成(骨組み)を準備しておきましょう。

条文の丸暗記は不要!「重要キーワード」を攻略する文章をそのまま丸暗記しようとすると挫折します。記述式の採点において最も重要なのは「指定の必須キーワードが含まれているか」です。キーワードとその意味を押さえておけば、本番では自分の言葉で論理的に説明できるようになります。

web赤シートを使って覚える!

会計学講座の受講者向けに、赤シートを使って重要ワードを覚えられる専用サイトを作成しました。

講義で学んだ内容の復習や、重要な用語・定義の暗記にぜひご活用ください。

サンプル(赤シートをクリックしてみよう!)

(真実性の原則)

一  企業会計は、企業の 財政状態 及び 経営成績 に関して、 真実な報告 を提供するものでなければならない。

(正規の簿記の原則)

二  企業会計は、 すべての取引 について、 正規の簿記の原則 に従い、 正確な会計帳簿 を作成しなければならない。

会計学講座を受講されている方は、以下のサイトで、web赤シートを使って重要キーワードを覚える練習ができます。スマートフォンからも利用できますので、スキマ時間の学習にもおすすめです。

まとめ|会計学は「得点源」にできる!

会計学は、最初の一歩さえ踏み出せば、確実に得点源になる科目です。
特に国税を第一志望にしている方は、ここで得点を稼いでおけば、面接や他科目に集中できる余裕が生まれます。

焦らず、でも着実に。あなたの合格を、心から応援しています!

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