目次
第1話 1株当たり情報って? ~普通株主が主役!~
| 社長 | 白柴くん!うちの会社の株式情報をもっとアピールしたいんだよな✨ |
| 経理 | 大丈夫です社長。「1株当たり純資産額」と「1株当たり当期純利益」を、もともと注記する必要がありますのでアピールできますよ!ただし、どちらも普通株主を対象にします。 |
| 社長 | 普通株主? なんか特別な株主がいる前提の名前だな。 |
| 経理 | はい。もし配当優先の株式や、その地位が他の株式よりも劣る株式などの種類株式があれば注意ですが、うちは全部普通株式なので問題ないです。 |
| 社長 | よし。じゃあ、どうやって計算するんだ? |
| 経理 | たとえば純資産が2,000万円、普通株式が400株なら、2,000万円 ÷ 400株で、1株あたり5万円 です。 |
| 社長 | おおっ!わかりやすい! |
| 投資家 | ただし、「新株予約権」は純資産から除く。そこは外すんだぞ。 |
| 社長 | あっ💦 まだ、株式になってないもんね。了解。 |
第2話 1株当たり純資産額 ~“期末の姿”で勝負!~
| 社長 | 白柴くん、さっきの1株当たり純資産額って、期末の“純資産”を使うんだよな? |
| 経理 | そのとおりです。期末の純資産 ÷ 期末の普通株式数で計算します。シンプルです。 |
| 投資家 | さっきも言ったが、純資産から新株予約権は除外だぞ。あれは株主のものじゃない。 |
| 社長 | わかってますよ黒柴さん。じゃあ、新株予約権じゃなくて、今年新株を発行したら株式数が増えるから、1株あたりは減っちゃう?😢 |
| 経理 | はい。ただしそれが正常です。例えば: |
| 経理 | ・期末純資産:2,000万円・期首株式数:400株・期中に100株増加 → 期末500株 |
| 経理 | → 1株当たりの純資産額=2,000万円 ÷ 500株で、1株当たり4万円 |
| 社長 | うーん…株式増やすと見栄えが下がることがあるんだな…💦 |
| 投資家 | だから経営者は株式発行のタイミングをよく考える。希薄化ってやつだな。 |
| 社長 | ひ、希薄化…なんか怖い言葉😱 |
第3話 1株当たり当期純利益 ~“平均株式数”がクセ者!~
| 社長 | EPSって“当期純利益 ÷ 株式数”だっけ? |
| 経理 | それだけだと不正確です💦 当期純利益 ÷ 期中平均株式数 を使います。期間の数字なので、株式数も期間平均にします。 |
| 社長 | なんで平均なんだ?期末の株式数じゃダメ? |
| 投資家 | 期首から期末まで株式数が変わることがある。期末の数字だけ使うと“期末だけ多い状態”が反映されてズレるんだよ。 |
| 経理 | 例えばこうです: ・当期純利益:450万円 ・期首株式数:400株 ・10月はじめに120株を新規発行(半年だけ存在) |
| 社長 | ふむふむ。 |
| 経理 | → 期中平均株式数=400株 × 12/12 + 120株 × 6/12= 400株 + 60株 = 460株 |
| 投資家 | ここまでは“時間調整した株数”だな。 |
| 経理 | そして、1株当たりの当期純利益=450万円 ÷ 460株 = 1株あたり1万円 |
| 社長 | おお〜!ピッタリ1万円だ!これは気持ちいいな~✨ |
| 投資家 | 自己株式も同じく“平均”で扱うぞ。取得・処分の月によって変わるからな。 |
| 社長 | 「株がいつ増えたか」って、重要なんだね。よし、今期も頑張るぞ!! |
注記
1株当たり情報に関する注記
1株当たり純資産額 50,000円
1株当たり当期純利益 10,000円

